②熨斗、掛け紙への考え方と対応

＜考え方＞

『熨斗、掛け紙』はお客様の「気持ち、心」を表したものです。その「気持ち、心」を商品にのせることで、商品が『贈り物』に変わります。坂本総本店では、『熨斗、掛け紙』の「作法とマナー」、「熨斗の選び方」、「表書き」を熟知して、お客様に最適なご提案をいたします。

＜対応＞

坂本総本店では、『熨斗、掛け紙』の相談をうけて、『書家の筆』という専用ソフトを用いてお客様の最適なご提案をさせていただいております。 専用のソフトを使用しているので、

③お客様からの注文にあわせて、お作りして発送いたします。

坂本総本店の『ギフトへの取り組み』での一番のこだわりは、『お菓子を美味しい状態でお客様へお届けする』ということです。当店では、主に『落花煎餅』『初夢』『焼菓子』が贈り物として、沢山のお客様にお使いいただいております。お菓子の鮮度もお菓子の種類によって異なりますので、お菓子によって異なる賞味期限を設定しております。

（大切にしている考え方・・・）

『お菓子の賞味期限』＝『美味しさの期限』。
『つくりたての鮮度をお届けする』。
この２つを大切にして、お菓子つくりをしています。

坂本総本店の賞味期限の考え方は、日持ちさせるような添加物を加えず素材が生きている状態、つまり、お菓子の「風味、香り、食感」をお楽しみ頂ける期間を「賞味期限」と設定しています。

賞味期限＝食べられる状態ではなく、賞味期限＝美味しく食べられる状態としています。

＜当店の主なお菓子の賞味期限＞

●落花煎餅・・・・２か月間

お煎餅のような水分量が少ない乾燥させたお菓子は、他のお菓子に比べて賞味期限は、長いです。通常お煎餅などは、３か月間から半年間くらいのものが多くありますが、落花煎餅は「２か月間」とさせていただいております。

理由としては、落花煎餅の命とも言える「落花生の風味、香り」を感じられ美味しく食べられる期限を、季節間の気温や湿度の違いの中、テストした結果、２か月間が、美味しく食べられる「賞味期限」と判断いたしました。

（落花煎餅の品質維持のために包装の際、2つのこだわりがあります。）

①酸素を通さない特別な袋。

②袋内の酸素を窒素ガスで置き換える『窒素充填』をおこなえる包装機を使っています。

お菓子の劣化の原因の一つに「酸素」による『酸化』があります。これは、袋を開封しなくても製造時に袋内に微量に存在する「酸素」によって起こり、お菓子本来の味、風味を損なう原因となります。

そこで、空気中にある約21％の「酸素」を、包装する際に窒素ガスを入れ、酸素を追い出すことで酸素を21％から0％にして、お菓子を酸化から守ることができます。窒素は無味無臭、無色の期待で体への影響は全くありません。

●初夢・・・３週間～１か月間（気温、湿度により異なります）

江戸時代の後期に生まれた「初夢」は、野菜の茄子を一週間かけて、砂糖蜜につけてつくった「茄子の砂糖漬け」です。砂糖の性質として、食べ物の保存を高める効果あります。先人たちは、冷蔵庫のない江戸の時代、遠方への旅の御土産など、保存性の高いお菓子を知恵をしぼり、生み出しました。

『初夢』が砂糖に漬けられ出来たのは、砂糖が保存性を高める効果があるからです。

●焼菓子・・・10日～14日前後の賞味期限です。

一般的には、1か月くらい長い期間の賞味期限を設定することが通例となり多くのお客様も「焼菓子は日持ちする」という認識をお持ちです。
しかし、焼菓子は、バターなどの油脂分を多く含むため、時間の経過と共に酸化が進んでいきます。
特に、私たちは、作りたてのフレッシュな美味しさを提供したいと考えお菓子つくりをしていますので、保存料やエージレス（脱酸素材）は入れていません。

当店では、素材本来の美味しさは、作りたてから生まれるもの。無理な日持ちをさせることで、本来の美味しさは味わえないと思ておりますので、焼菓子のお日持ちは、10日～14日前後が限界だと考えております。

ご注文になる際は、お召し上がりになる日に合わせてお願い致します。例えば、発送で到着してから5日後にお召し上がりになる、または数日後に他人様に差し上げるようだと賞味期限が近くなってしまいますので、お使いになる日にあわせてご注文をお願い致します。