『坂本総本店』は、創業、文化2年(1805年)。
千葉県北東部にある『八日市場』という土地に、店をかまえています。
『八日市場』は、昔、江戸と銚子を結ぶ浜街道の宿場町でした。地名の由来は、元亀・天正(1570~1592)年頃、毎月八日、十二日に住民のために、市場が定期的に開いていたとされています。
現在の店舗は、黒漆喰塗の土蔵造りで明治三十八年に創建されました。
平成九年に国の『有形文化財』に指定されました。
地域に必要とされる坂本総本店へ
坂本総本店が目指しているのは、地域に必要とされ、なくてはならない存在になること。 そして、お客様から「坂本総本店があって、本当に良かった」と心から言ってもらえる存在になることです。 現在、坂本総本店は、「自社店舗による販売」と「百貨店等で販売」を行っています。 「自社店舗の販売」は、地域のお客様にお役に立てることを目指して行っています。 「百貨店等で販売」は、千葉県内の有名百貨店で『落花煎餅』のみ販売を行い、千葉県特産のお土産として取り扱っています。 「自社」と「百貨店」、二つの販売を行っていますが、基本姿勢は常に地域密着型です。 千葉県匝瑳市(そうさし)八日市場で、文化2年(1805年)に創業し、地域に必要とされるお店になるよう努力してきました。 地域に生まれ、地域のお客様に育てられてきた坂本総本店は、 これからもずっと地域のお客様のお役に立てるお菓子作りを続けていきます。
素材に感謝して、素材を活かしたお菓子を・・・
坂本総本店は、文化2年(1805年)の江戸後期に創業しました。 その当時の八日市場には、茄子畑があり、「茄子」を砂糖漬けにした銘菓『初夢』を創りあげました。 そして、明治四十四年に大正天皇が皇太子のとき八日市場を行啓された際に献上した銘菓『落花煎餅』がございます。 千葉県特産の「落花生」をつかったお煎餅、『落花煎餅』を創りあげました。 お菓子に使われている素材は、ほとんどが、農畜産物です。 卵、砂糖、小麦粉、乳製品、そして、茄子、落花生など、大地から生み出された「恵み」であり、「贈り物」と考えています。 坂本総本店がつくる『初夢』、『落花煎餅』で扱う「茄子」「落花生」は、千葉県から贈られた大切な「素材」と思っています。 私たちは、その「素材」に感謝し、それを活かした美味しさを生み出すこと。 そして、その美味しさをお客様にお伝えし、お届けすることが坂本総本店の仕事と思っております。